■ドコモ、au、ソフトバンクの7G、1Gの速度制限について
・ 新料金プランになって速度制限が変わった?
・ 固定回線の代わりに使うなら他のキャリアがおすすめ
自宅のインターネット回線が高いと思っている方、もっと安い回線を探している
という方も多いと思います。
それに自宅に光回線を引きたいと思っても光回線の対象エリア外の場合は当然ですが
引くことも出来ません。
そんな時におすすめなのがモバイルルーターです。
携帯電話と同じように電波を使ってインターネットに接続する回線です。
電波が届くところならどこでもネット接続ができるので光回線のエリア外でも
ネット接続できる可能性は高くなります。
そこでまずは携帯電話のサービスをしている大手キャリアでモバイルルーターのサービスを
しているのかを確認してみました。
ドコモでは新料金プランになってスマホと同じパケット通信の上限になりました。
つまり自分で契約する時に上限を選んで決める料金プランです。
月間パケット通信総量7GBという決まった上限ではなく、利用可能なパケット量を
自分で選ぶことになります。
ソフトバンクの場合はデータ通信プランがあるのでそれを使う形になります。
こちらの場合は月間7GBという制限はそのままです。
特殊なのはauの場合で、こちらでは子会社のWiMAX2+回線を使ったモバイルルーターの
サービスを契約できるようになっています。
契約できるのは月間7GBの制限があるプランのみですが実はWiMAX2+には
無制限の契約プランがあるとも聞いています。
ちなみに直近3日間の速度制限はドコモ規制をしておらずソフトバンクとauは
3GBを超えた場合に制限がかかります。
この状態なら制限が気になるのはやはり月間パケット通信総量です。
改めてWiMAX2+のサービスを調べてみます。
■WIMAXの速度制限時の速度は?
・ ギガ放題プランでも制限が掛かる可能性はある
・ 制限がかかっても他のキャリアよりも気にならない
WIMAX2+にはギガ放題プランというサービスがあります。
こちらのプランでは月間パケット通信総量が上限なしという契約になります。
月間7GB以上のパケット通信をしても速度制限がかかることがありません。
毎月のパケット総量を気にすること無く利用できるというメリットが有ります。
ただし完全無制限で利用できるわけではありません。
直近3日間で3GB以上の通信をすると制限がかかります。
更にau回線を使った場合にも速度制限の対象になります。
WiMAX2+ではオプションとしてauのLTE回線が利用できるルーターがあります。
こちらでau回線に接続した場合にはその月の料金が1,005円高くなります。
しかもギガ放題プランの契約をしていてもau回線で7GB以上のパケット通信をすると
速度制限をかけられます。
更に速度制限はWiMAX2+回線エリアで接続した場合にもかけられたままになります。
ギガ放題プランの場合にもau回線を使う時には注意が必要になります。
でも速度制限がかかった場合でもWiMAX2+なら下り最速6Mbpsが出せます。
通常のネット接続をするくらいならそれほど気にならないのもメリットの1つです。
■WIMAXに加入するならbroad WIMAXは注意すべし!
・ 初期費用が他のキャリアよりも高い
・ プランによってはクレジットカードが必須
WiMAX2+回線は多くのプロバイダからサービスの提供があります。
月額料金やキャンペーン等でお得になるプロバイダも多く見つかります。
でも注意する必要があるプロバイダもあるのです。
その1つがBroad WiMAXです。
こちらの場合は業界最安値クラスの月額料金で契約できるプランが用意されています。
確かに月額料金だけを見るとかなり安く感じるのですが、こちらのプランの場合は
初期費用として18,857円が必要になります。
当然事務手数料3,000円も必要になるので初期コストがかなり高くなります。
しかも特定のプランではクレジットカードでの契約が必須となります。
口座振替で契約できるプロバイダとして紹介されていることも多いのですが
口座振替で契約できるのは一部のプランのみです。
更にキャペーンの利用をするための条件にもクレジットカード契約が必要です。
契約やキャンペーン利用の条件をきちんと把握するようにしましょう。
■プロバイダを選べば快適に使える可能性は高い?
・ ヘビーユーザーにはおすすめしやすい
・ 無制限で利用できるプランは他にもある?
WiMAX2+を調べてみると完全無制限で利用することができませんが、プロバイダを
きちんと選べばそれなりにお得に利用することができそうです。
月間パケット通信総量の上限なしという特徴は固定回線の代わりに利用できそうな
期待ができる回線でもあります。
でもプロバイダによっては月額料金なども大きく変わるのでキャンペーンと合わせて
きちんと選ぶ必要もありそうです。
そこでWiMAX2+だけではなく他の回線でも無制限で利用できるモバイルルーターの
サービスを提供してはいないのでしょうか?
他のキャリアでもモバイルルーターの無制限サービスをしているのか調べてみます。
■格安SIMのぷららモバイルLTEの「定額無制限」は使えない
・ 通信速度がとても遅い
・ 他にも無制限で月額料金が安いサービスがある
調べてみると格安SIMにも無制限で利用できるサービスがあるのがわかりました。
まずはぷららモバイルLTEのプランを確認してみます。
ぷららモバイルLTEではドコモ回線を使ったサービスの提供をしています。
スマホ用の音声対応オプションなどもありますが、データ通信飲みの契約もできます。
その中で無制限プランのサービスを提供していました。
月額料料金は2,980円と格安SIMの中ではちょっと高い印象です。
でも速度制限を受けること無く利用できるという大きなメリットがあるサービスです。
ただしこちらのブランは通信速度が下り最速3Mbpsとなっています。
当然ベストエフォートなので実際に出る速度は3Mbps以下になります。
特に混雑する時間帯には1Mbpsの速度も出せないことも多く、快適に使うことが出来る
というわけには行きません。
しかも月額料金が3,000円近くとかなり高額です。
格安SIMのサービスではもっと安い料金プランが多く提供されています。
元々ぷららモバイルLTEは動画に特化した格安SIMとして注目されています。
動画をよく見ている方以外には無制限プランのメリットを十分に活かすことが出来ません。
他にも格安SIMでお得に利用できるサービスを探してみます。
■U-mobile のLTE 使い放題も同様に使えない
・ 完全無制限ではないので速度制限がかかる
・ 料金が安くなると解約違約金がかかる
調べてみるとU-mobileにもLTE使い放題プランがあることがわかりました。
こちらも格安SIMサービスです。
月額料金はぷららモバイルLTEよりも多少安くなりますが、やはりこちらもかなり
厳しい利用状況のようです。
U-mobileには様々なプランが有り、その中にはLTE使い放題プランがありますが
こちらのプランにも速度制限があり完全無制限ではありません。
月間パケット通信総量の上限はなさそうですが、短期間に大量のパケット通信をすると
速度制限をかけられてしまいます。
しかも公式にその制限がかかる条件を公表していないので実際にどんな条件で
速度制限がかかるのかがユーザーにはわからないのです。
1日700MB程度の通信、3日間で2.5GBなど色々な意見がネット上でも噂されています。
更に月額料金が安い使い放題プランを選ぶと格安SIMのメリットの1つ、いつでも
解約をすることできなくなります。
月額料金が安い代わりに2年間の縛りができます。
契約途中で解約すると違約金が発生するので格安SIMを使う理由がなくなります。
通信速度もぷららモバイルLTEよりも速いのですがそれでも平均すると2Mbps程度の
通信速度が出るくらいです。
何より速度制限がかかる条件がはっきりしていないのが一番使いにくい原因です。
■格安SIMのモバイルルーターは端末代もかかる場合があるので注意が必要
・ 基本的にはSIMカードのみの契約
・ スマホでテザリングをするならSIMフリー端末が必要
格安SIMを使う場合の注意点としては端末料金を別に用意することです。
基本的にはデータ通信専用の格安SIMには端末が付いていません。
当然格安SIMカードの取り扱いをしているキャリアでは格安SIMで利用できる
端末をセット販売している場合もあります。
ただしセット販売するのはデータ通信専用プランでもSIMフリースマホです。
モバイルルーターの端末をセットにして販売してくれる所はほとんどありません。
自分で端末を用意する必要が出てしまいます。
特にモバイルルーターのSIMフリー端末は取り扱いをしている所も少なく
どんなSIMカードが利用できるのかを自分で調べる必要もあります。
スマホでテザリングをしてモバイルルーターの変わりにすることも出来ますが
その場合はSIMフリーのスマホを使う必要があります。
当然スマホの場合はモバイルルーターよりもバッテリーが少なく、屋外で
テザリングするとすぐにバッテリー切れを起こしてしまいます。
スマホ自体に掛かる負担も大きいので格安SIMを使う時には端末の用意を自分でする
という手間がかかることになります。
■料金は高いがサービスの充実を考えるとモバイルルーターがおすすめ
・ スマホ、タブレットPCなど複数の端末を同時にネット接続できる
・ 完全無制限ではないけれど速度制限はそれほど厳しくない
格安SIMを使えば確かに月額料金はやすくなりますが、使い勝手という意味では
格安SIMでは厳しい状況が多くなります。
何より使い放題や無制限のプランが完全無制限ではないし通信速度がかなり遅くなる
という大きなデメリットが有りました。
しかもスマホのテザリングを利用する場合は端末に掛かる負担も大きくなります。
モバイルルーターなら複数のモバイルツールを同時にネット接続することもできます。
何よりルーター本体も同時に購入することができるので端末料金を考えると
モバイルルーターの方がトータルコストでお得になりそうです。
無制限プランも完全無制限ではないのは格安SIMと一緒ですが、制限の条件が
発揮していて制限自体もそれほど厳しくはありません。
やはり使いやすさを考えてモバイルルーターのプランをもう一度確認してみます。
■ヤフーのモバイルルーターのプランは2種類
・ 選んだ端末によってプランが変わる
・ 自分の使い方でプランを選ぶのがおすすめ
以前にWiMAX2+を調べたので今度はもう1つのモバイルルーター、ヤフーWiFiを調べます。
こちらはワイモバイル回線とソフトバンク回線が利用できるモバイルルーターです。
基本的に選べるプランは2種類、特定地域のみで月間パケット通信総量の上限がない
というプラン、7GBの制限があるけど月額料金がお得なプランです。
それぞれのプランには対応しているルーターがあり、それが決まっているのでプランは
選んだルーターによって決まります。
月間パケット通信総量の上限なしプランを選ぶ場合には、それに対応しているルーターが
必要になるので1種類のルーターしか選ぶことが出来ません。
このヤフーWiFiのプランを改めて見てみると制限のあるプランは月額料金がとても安い
という大きな魅力があります。
確かに無制限ではないので使い方を考える必要がありますが、使い方によっては
かなりお得になる可能性もあります。
ヤフーWiFiのプランを詳しく調べてみます。
■スマホで7Gあるならプラス7Gの制限付きモバイルルーターでも十分
・ 最初の1年間は1,980円と格安で利用できる
・ 直近3日間で1GB以上使うと速度制限があるので注意
ヤフーWiFiのプランの1つは月額料金1,980円で利用できるというプランです。
色々な条件がありますが、かなり安く利用することができるようになります。
これは契約期間全ての月額料金ではなく、最初の1年間のみのサービスです。
2年目以降は2,743円、3年目からは3,696円になります。
月間パケット通信総量は7GBが上限になりますが、スマホでも同じくらいの容量があれば
それを使いきった後のチャージ分としては十分な容量です。
月額料金が安い分、追加チャージ分と考えるとお得に利用できると思います。
ただしこちらのプランは直近3日間の通信速度制限が厳しいので注意が必要です。
このプランで利用できるのは4G回線のみなのでLTE回線の利用が出来ません。
その為に直近3日間で1GB以上のパケット通信をすると速度が制限されます。
制限される速度は128Kbpsとまともにネット接続が出来る速度ではなくなるので
短期間で大量にパケット通信をしてしまうことにはかなり注意が必要になります。
Twitterなどのテキスト中心のSNSなら十分に利用することができますが
動画を見る人はパケット通信量に気をつけましょう。
■WIMAXが必須の人、ヤフーwifiでも十分な人
・ 動画を見る、ノートPCを使う人はWiMAX2+が必須
・ SNSやブラウジング中心ならヤフーWiFiでも十分
月額料金が安くなるヤフーWiFiでも十分にネットが出来る人はどんな人でしょうか?
それとは逆に月間パケット通信総量の上限なしが必須な人も確認してみます。
まず大量のパケット通信をすることがメインの使い方の場合はWiMAX2+のギガ放題が
必須となります。
毎日大量の動画を見る、スマホでも通信ゲームを良くやっているという使い方を
している人はWiMAX2+のギガ放題が必須だと思います。
それにスマホやタブレットPCではなくノートPCを使ってネット接続している場合も
WiMAX2+の方がおすすめです。
パソコン用のサイトは情報圧縮などをしていないのでスマホ版のサイトに比べると
かなり容量が大きくなります。
パケット通信送料が制限される中で利用するのはちょっと大変だと思います。
これらの使い方を余りしない、という場合はヤフーWiFiの安い月額料金でも
十分に利用できるはずです。
メールやLINEなどテキストを中心としたネットの利用方法ならパケット量も
それほど大きくはなりません。
動画もそれほど見ないなら7GBのパケット量があれば十分だと思います。
使い方によって必要になるパケット量が変わるので、自分の使い方に合わせて
モバイルルーターも選ぶことをおすすめします。
■使い方を考えれば十分にモバイルルーターは固定回線の代わりになる
・ 光回線のエリア外でもモバイルルーターなら使える可能性も
・ デスクトップPCでもモバイルルーターに接続はできる
モバイルルーターでは月間パケット通信総量の速度制限が厳しいというイメージを
強く持っている方も多いと思います。
でもWiMAX2+など月間パケット通信総量を無制限で利用できる回線も多くなり
使い方によっては十分に固定回線の代わりに使うことができます。
実は私も現在会社の寮に住んでいて、こちらでは個人で固定回線を引くことが出来ません。
でもモバイルルーターは利用できる地域なのでそれでインターネットを楽しんでいます。
それに光回線の対応地域外という場合でもモバイルルーターなら対応している場合も多く
インターネットを楽しむことが出来る可能性も広がります。
専用回線の工事も必要なく、契約してすぐにネット接続が出来るのも大きな魅力です。
しかもモバイルルーターはモバイルツールだけではなくデスクトップPCにも接続できます。
広い地域で色々な使い方ができる、それがモバイルルーターの大きな魅力の1つです。
ただし速度制限の条件があるので、パケット通信量には十分気をつけるようにしましょう。